2023年度テーマ

1. メタとミクロ

事象を客観的かつ俯瞰的に捉えながら、目の前の人、一人ひとりと向き合う。

メタ思考、メタ認知を持ちつつ、ミクロな観点を忘れない。現実の背景に存在する、大きな社会 構造、背景を客観的かつ俯瞰的に捉えながらも、ミクロな要素、人、その一人一人を見る感性を 育てる。長期的な視野を持って、計画を立てて望みつつ、今、目の前のプロジェクトに最善を尽 くす。社会は人で構成され、人が支え合って作っている。社会の最初にあるのも人であり、最後 に焦点が当たるのも人である。実地を含めた適切な知識に基づいた現状の分析と論理構造を考察 する。

 

2. プロフェッショナル

医療人としての自覚と責任、使命をもち、活動する。

我々は学生とはいえど、今後の世界、日本の医療界を担うプロフェッショナルな人材である。自 覚と責任、使命を持ち、その視点から、何ができるかを考え、冷静に現場を分析する。実際の現場 で自分達の力、アイデアを試してみる。これは、実戦である。我々が一生立っていく現場の一つで ある。気を抜いてはならない。この場に立たせていただいている事を感謝し、現場で全力を尽く す。私たちは1人の大人であり、一介の医療人として、関わる方の人生に影響するものであると思 い、活動にあたる。

3.人の生き方に寄り添う

論理に基づいて、感情を共有し、人とつながり、尊重する。

 論理だけでなく感情を。アフリカの人々が、何を思い生活しているのか、何が不便なのか、不安な のか、嬉しいのか、楽しいのか。頭で考える知識・論理を踏まえつつ、感情で接し、現地の人と感情 を共有する。人間は心を持つ生き物であるからこそ、真に人々の幸せに繋がるのは何か。社会の中で の我々の医療の役割とは何か。何ができるのか。その先に医療のあり方が見えてくる。我々が何がで きるのか、どのように貢献できるのかが見えてくる。支援して頂ける周囲に感謝し、協力して取り組 む。人の人生に寄り添う活動が、患者さんへの理解、他者理解に繋がっていく。